高校留学おすすめします!!
アメリカのオハイオ州にあるセントラル・クリスチャン高校に2年間通い、
現在、ワシントン州立大学に在学中の比留川 壮頼さんが、アメリカと
日本の教育制度の違いをご自分の留学体験からお話して下さいました。


英語を学ぶ先輩からの応援メッセージです!!



私がマティーに通い始めたのはまだ
6歳の頃でした。それから10年間、レッスンを受け続け、

高校2年の時にアメリカに高校留学しました。今日はその高校留学の時に私が体験したこと、

感じたことを皆さんに少しだけお話しようと思います。その自分自身の経験に基づいて、

私は是非皆さんのお子さんに高校留学をお勧めします。
 

私が留学を勧める理由その1は、アメリカの教育制度のほうが日本の教育より優れていると

思うからです。アメリカの教育の大きな特徴は、生徒の考え方、柔軟性、そして実用性を

重視している点です。例えばこんなことがありました。私がまだ高校1年で、日本にいた時

のこと・・・その日私は数学の宿題をやっていました。どうしても2次不等式の問題が分か

らなくて、四苦八苦しているときに、急に授業ではやらなかったような解き方をひらめいて

試してみたら、それがうまくいったんです。そのひらめきに感動して、私は次の日に先生の

ところに行って、「この問題、こういうやり方もできますよね」って報告したんです。そう

したら先生はなんて言ったか分かりますか?その人、「確かにそれでもできるけど、ちょっと

効率的じゃないね、もっと早く解けるやり方じゃないとテストじゃ使えないよ」って・・・

それに対してアメリカではどうだったか。例え私が先生に教わった解き方以外の方法で問題を

解いたとしてもそれを真っ向から否定されることは無かったのです。それどころか逆に、

「へーそれは面白い解き方だね、それを明日みんなの前で発表してみないかい?」と褒めら

れました。その事がきっかけで私は数学が好きになりましたし、より簡単に、早く問題を解

くことより、色々なアプローチを探すことを優先するようになりました。

 

よく日本の高校生のほうがアメリカの高校生より学力が上だと言うひとがいます。しかし

それは100%本当ではありません。そもそも学力とはなんの事でしょうか?テストの点数

ですか?もしそうだというならそれなら確かに日本の高校生の方がいい点数を取るでしょう。

なぜならテストの攻略法、解き方のみを熟知した日本人はより効率的に、スピーディーに

問題を処理することができるからです。しかし対象的に、アメリカで教育を受けた人はある

問題に対して同時に色々な解決策を見いだすことができる、そしてその中から自分の経験に

基づいてベストな解決策を選ぶことができる。確かに後者の方が答えにたどり着くまで時間

も労力もかかります。しかしそれによって導きだされた解答は熟考されたもので、尚且つ問題

そのものがその人の新たな経験となるのです。

 

もう一つ、アメリカの高校の特徴と言っていいものはその多種多様な科目です。日本の学校は

3教科5科目、2教科3科目と言われるように国語、数学、地歴、公民、理科、外国語の

6教科を中心に色々な科目が発展しています。家庭科、美術、音楽、体育など技能教科も

ありますがそれほど重視されていないのが現状です。対照的にアメリカでは技能教科も

主要教科と同じくらいに発展しているのです。私が取った科目の中で興味深かったのは

Visual Designというクラスで、そのクラスではコンピューターを使ってポスターや名刺を

デザインしました。日本の情報科では絶対に使わないようなソフトウェアも使ったりして本当

におもしろかったです。もう一つ面白かったのはLife Time Sportsと呼ばれる体育の授業です。

クラスの名前を聞いても分かるとおり、一生涯楽しめるスポーツというのがスローガンでした。

わずか4ヶ月という短いSemesterの中でゴルフ、ソフトボール、テニス、卓球、ホッケー、

ラクロス、ゲートボール、ラケットボール、バドミントンなどなど色々なスポーツを楽しむ

ことができました。そのほかにも、child developmentと呼ばれる子育てのクラスをはじめ、

accounting, lifeskills, recreational sports, orchestra, coir, woodworking, photographyなど

全校生徒わずか150人たらずの小さな学校にもかかわらず、数多くの科目がありました。

その全てが将来役にたちえる技能ですし、日本では体験できないようなことばかりです。

 

私がアメリカ留学を勧める理由その2は、なんと言ってもお子さんの英語力向上のためです。

一言で英語力といっても、そのカテゴリーは色々あります。例えばリスニング、スピーキング、

ライティング、リーディング、あとはカルチュラルバックグラウンド(文化理解)などです。

やっぱりそれらを高める一番の方法は実際に海外に行く事です。特に最後に挙げた3つは日本

ではなかなか高められない能力です。じゃあリスニングとスピーキングはどうかというと、

この二つは日本でも充分高めることができる能力です。なぜなら私はアメリカに着いたその

日から、日常会話には困らなかったから。。。私は日本人の両親を持つ、日本生まれ日本育ち

の生粋の日本人です。しいていえば両親が少々教育かぶれで小学校1年のときから私の貴重な

友達と遊ぶ時間をうばってマティーに通わせたぐらいです。そんな私がここまでリスニング力、

スピーキング力をつけられたのはやはりマティーのおかげだと思います。しかしながら

ライティングとリーディングだけは日本ではなかなか学べないものです。学校で多少の読み書き

を習うといっても、現地の小学5年生くらいの知識です。それを世界で通じるくらいの力

に高めるには、実際に海外にいって学ぶのが一番だと思います。

 

今、日本では大学で子どもたちを留学させて英語を完璧にさせようと考える親御さんたちが

増えているようです。でもそれじゃ遅いんです。アメリカの大学では宿題は毎日出ますし、

次の日の授業のために1日で100ページ近く教科書を読まなくてはいけない時もあります。

そんな大変な毎日の中、英語の技術を上達させるなんてまず無理ですし、まずそんな不完全

な英語で海外の大学に通っても授業についていけないだけです。

 

さて、偉そうなことをべらべらと喋ってしまいましたが最後に一つだけお願いがあります。

是非皆さんにはマティーを長く続けてもらいたいのです。いかに小さい頃からマティーを

始めたからといって、長く続けないと効果はなかなか出てこないものです。ですから是非、

あと5年〜10年、中学を卒業するまではマティーを続け、そして海外の高校に留学して

みて下さい。かならず世界で通用するようなEnglish Userになっていると思います。

 

それでは、マティー生徒のみなさんのこれからのご活躍をお祈りしています。

 

比留川 壮頼

 




マティーのおすすめする留学情報

留学を成功する秘訣は、早いうちからの準備が重要です。
将来の夢を持つ、小さいうちから自立心を育てることです。
高校留学・大学留学の選択肢がありますが、どちらを考えていますか?

★高校で留学したい場合は、中学生のうちにホームステイを体験し、1年間であれば、
  高校2年生がベストです。日本で私立の学校に通うよりも年間の留学費用は安いです。
  →費用詳細

★アメリカの大学を卒業したい場合は、高校のうちにTOEFLは550点以上必要であり、
  アメリカの高校でよい成績を収めれば、奨学金を受けられる大学も多くあります。
 
このように、マティーでは、ホームステイ・高校留学をみなさまにおすすめしています。
ご興味のある方はぜひお問合わせください。


現在、マティーから高校留学中の高校生の体験談です。

比留川 壮頼さん


現在、アメリカのオハイオ州にあるセントラル・クリスチャン高校
に通っています。2年間の滞在予定です。
卒業後は、アメリカに残り、大学に通うことを目標に頑張ってい
ます。
幼稚園から通っていたマティーのおかげで、日常会話には全く苦労しませんでした!
こちらに来てからもう2か月半が過ぎました。初めの3週間は物凄く
長く感じましたが、思い返してみると「あっという間だった。」というのが正直な感想です。まだ2か月半しかいないのに、今までいろいろなことがありました。楽しかったこと、嬉しかったこともたくさんありましたし、逆に困ったこと、心配だったこともありました。
少し思い返すだけでも、色々な思い出が浮かんできますが、今回は学校生活のことについて話そうと思います。
学校でのニックネームは”ター”、全校で日本人は一人です。〜学校生活について〜
この学校は、小規模で、同級生はわずか40人程度しかいません。そのためどの授業も少人数クラスで、多くても20人程度でしょう。単位制で必須教科以外は自由に授業を選択することもできます。

1時間目の開始時刻は朝の8時で、学校が終わるのは夕方の3時です。一見日本の高校とあまり変わらないようにも思えますが、50分の授業が多い人で最大7コマあり、授業と授業の間は4分間しかありませんし、しかも昼休みは食事をする時間もあわせて30分しかありません。

いつも家には疲れて帰ってくるのですが、休んでいる暇はありません。毎日たっぷりと宿題が出ます。特にEnglishの宿題はハードで、1日に小説を20ページくらい読まなければならない時もあります。そんな時、大抵とる方法は、決まっていて、インターネットでその小説のあらすじを調べて読むのです。英語の小説を1日で20ページ読み進むことなんて、たかが2か月アメリカにいただけではまず不可能です。日本にいる間もハリーポッターの英語版にも挑戦してみましたが、1日20ページとなるとかなりの気合いと時間が必要です。今になってもっと日本にいる間にたくさんの本を読んで、リーディング能力をつけておけばよかったと思います。
英語を「勉強」というかたいものと、とらえないでください!!
そもそも留学した理由は、勉強するためではありません。もちろんいまのところ4〜6年間の留学を考えていますから、自分の英語を磨きたいと思っています。ただ英語を「勉強」と思っていません。英語は「趣味」のひとつで、英会話をして、英語の本を読んで、色々な国の音楽を聴くことが楽しいのです。これは学校教育という枠の中では絶対に学べないことです。
そしてこれから留学を考えているみなさんへのメッセージ
愚痴っぽくならないでください。確かにアメリカに来ればその分自分の英語力がなかなか上がらないことに対する焦りや、納得いかないことなど、いろいろと嫌な経験もします。しかし愚痴を言う力が残っているならば、その分宿題をやっていたほうがまだましです。愚痴を言っていても何の解決にもなりません。
最後に、英語を話すことが楽しいと思っている方、また学校の英語だけでは満足できないと言う方は、是非「日本」という小さな枠の中にとらわれないで、一度留学をしてみるべきだと思います。確かに大変なことも多いですが、それ以上に貴重な体験、たくさんの友達ができるはずです。


一年間の高校留学費用

2007年度〜2008年度実績

学費:           $5,995
その他活動費として:   $330
昼食代:           $305
ホームステイ代     $1,850
(9か月分)

Total:          $8,480

1ドル110円として、約932,800円となります。